流れ星ブログ
ながれ星歯科のブログ
キシリトールについてのお話
2022.12.16
今回は、当院でも販売をしているお菓子の中に入っているキシリトールについてのお話を したいと思います。
キシリトールは砂糖と同等の甘さをもつため、砂糖の代わりに使用される調味料の様なも のです。
砂糖の代わりとはいえ甘味があるため歯を溶かすのでは?と思われるかと思いますが、キ シリトールはお口の中の細菌による酸の産生がされなされないため歯を溶かすことがない のです。また虫歯になる原因菌の元気をなくし、歯の再石灰化を促すのでお口の味方と言え ます。さらにお口の味方だけではなく、血糖値の上昇が緩やかなため糖尿病の人が摂取して も比較的安心な甘味料と言えます。
ただしお口や体に優しいからと言ってキシリトール入りのお菓子を一度に多量に摂取する とお腹が緩くなったり、下痢をしてしまう場合がありますので、注意が必要です。きちんと お菓子の袋の記載や歯医者さんに言われた摂取量を守って食べてください。
最後に、キシリトールは歯垢の形成はされにくいですが、虫歯にならないわけではないので 歯磨きは必ず毎日行ってくださいね。
どうして虫歯になるの?
2022.9.29
虫歯になる要因としては、口の中の汚れがうまく除去できていない、食べ物の質や回数、歯の質が挙げられます。口の中の汚れは、いくら歯ブラシをしていても正しい磨き方で磨いていなければ汚れは取り除くことはできず、どんどん汚れが蓄積していきます。
そのため歯磨き指導や定期的な歯のクリーニングは大切と言えます。
食べ物に関しては、糖質の形状や摂取回数によって影響されます。例えばクッキーと果物を比較すると、クッキーは歯にくっつきやすく口の中に残りやすい形状をしており、口の中がネバネバしています。逆に果物は繊維が多く口の中に残りにくい形状をしているため虫歯になりにくいと言えます。摂取回数については、1日3回の食事に加え、ダラダラ間食する方が口の中が常に酸性となり虫歯になりやすくなります。
歯の質に関しては、人それぞれ個人差があるため、虫歯になりやすい人となりにくい人がいます。虫歯になりやすい人はいかに歯の質を強化し、虫歯になりにくい体質にするか考えていく必要があります。
だから
我々は、虫歯になりやすい患者さんは、どうしたら虫歯ができにくくなるのか、虫歯になりにくい患者さんも今後もどうやって現状を維持していく必要があるのか一緒に考え一緒に対策していきたいと思います。